マンリオ・カデロ外交団長(駐日大使の代表・サンマリノ共和国大使)の著書を読み、またお話をお聴きするたびに、日本という国が、きわめて重要な「使命・ミッション」があることをさらに強く感じるようになりました。そんなタイミングで「即位の礼」、4回にわたる「饗宴の儀」、そして「大嘗祭」・・・。その中でも対外的には、10月22日に行われた「即位の礼」は、198ヶ国に及ぶ世界各国の国王、元首、またその代理など、多くの来賓が参列しています。新天皇皇后両陛下の即位に際し、世界からこれほどの祝賀を受けるのは、世界広しといえど、日本以外にはないでしょう。これほどまでに祝福される大きな理由のひとつは天皇家とゆかりの深い「神道」にあるのではないでしょうか。日本古来からの神道は、一神教と比べ、排他的ではなく、自然を敬う精神に満ちています。それゆえ対立や敵対関係をつくりにくいのです。世界に目を向けると、未だに宗教間の争いが絶えないのが現実です。

「天照大神(あまてらすおおみかみ)」からはじまる神道の歴史は、この国の歴史そのものともいえるでしょう。他の国々と大きく異なる点は、「天照大神」という出発が「女性神」であることです。これはきわめて稀といわれています。この国は、我(が)や自分の主張を無理やりにでも通そうとする国々とは趣を異にしています。その大きな原因は、女性独特の「柔軟さ」や「しなやかさ」が国民性に反映されているのではないでしょうか。カデロ大使が、日本の素晴らしさの例としてたびたび挙げるのが「神道」と「縄文時代」です。私の中では「縄文時代」と「マヤ」は、互いに通じ合うイメージがあります。ともに根底には「0(ゼロ)」に対する認識と実践があるからです。縄文時代は1万年以上続いたといわれています。それを可能にした最大の要因は、トラブルがなかったということです。個人レベルから国家レベルに至るまで、トラブルの元になるのは「所有」にまつわる問題です。遺産相続や隣との地境の問題、竹島や尖閣諸島をめぐる近隣諸国とのトラブルなど・・・。トラブルがほとんどなかった縄文代は「所有」という概念がなかったといわれています。同じくマヤ民族も所有の概念が「0」だったようです。同じく「0」や「無」について、かつてユング心理学の第一人者であり、文化庁長官まで務めた河合隼雄先生は、日本神話や昔話を例に解説しています。日本古来の神話や昔話は、特に物質文明を中心とした他の国の人々には理解できないというのです。物質文明を中心とする欧米の神話は、結婚したり、家族がふえたり、必ず豊かになって終わるといいます。ところが日本は月に帰ってしまったり・・・。これを河合先生は「無を生ずる」といった表現を用います。幼いころからこのような神話、昔話に触れているため、日本人は最も「無」「空(くう)」「0」などを感覚で理解できるのでしょう。それゆえこの日本人こそ「マヤの叡知」を世界で最も理解できる国民性を備えているように感じるのです。さらに世界の最終的な動向を決めるのもこの日本ではないかと思えてなりません。「0」の要素が多い日本人ゆえ、善の側にも悪の側、どちらにも利用される可能性が大きいのです。「即位の礼」に際し、様々な視点からこの国が、世界の最終的な動向を決める大きなカギを握っている。そう感じてなりません。何としても使命を完遂できるように、さらに意識を高めたいと感じる今日この頃です。
さてK126  白い世界の橋渡し  白い鏡  音9です。「自信のある人間は異論を歓迎し、素直に耳を傾ける勇気を持っている。」伝説の経営者と称される米国の実業家の言葉です。たとえ自信がなかったとしても、自分の中には「賢明なもう一人の自分」が存在することが分かれば、大いなる勇気を持つことができるでしょう。また自分の度量を広げるためにも「異論を歓迎する」そんな意識を持ちたいものです。

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